浜松市の外壁塗装・屋根塗装専門店グラフィティーです!/
2020.11.30 (Mon) 更新
こんばんは!
浜松市の外壁塗装・屋根塗装専門店グラフィティーチヨウジヨウです.
今日は豊橋市K会社で働いています。今日は冷たい風が強いでみんな力を合わせてやれているので,屋上階段上塗り完了、下階段上塗り途中です明日は養生剥がし と下の階段と屋根とシャッターの上塗りを続きやってきます。
本日は塗装の工程についてのお話をしようと思います。
塗装の基本工程は、どうなっている?
塗装は、美装のためだけに行うものではなく、保護や耐久性を向上させるなどの目的がありますが、目的の多様化に伴い、その重要性も増しています。このため、1種類の塗装材料で作られる塗装皮膜だけですべての目的を達成できないことも増えています。したがって、いろいろな性能を持つ塗料を“積層的”、かつ“複合的”に使用することによって、多くの目的を達成する複合皮膜を形成する手法がとられことになるので、それだけ塗料に関しての高い知識と経験値が求められることになります。
これらの事情を踏まえ、塗装は下記のような工程を経て行われます。特徴は素地(被塗装面)の種類によって工程の内容が変わってくることです。1)足場工事、2)養生、3)素地調整、4)下塗り、5)上塗り、6)点検・足場解体の順にご紹介していきます。
1)足場工事
建物の外壁塗装を行う場合、まずはその外壁の周囲に足場が設置されます。作業を安全、かつスムーズに行えよう、現場に合った足場を組み立てます。
2)養生
足場設置後、その周囲を飛散防止ネットやメッシュシート、ビニールで覆う養生を行います。これは近隣の民家などに、外壁を洗浄する際の水の飛散や塗料の飛散を防ぐために行います。また、ドアや窓など、塗装しない部分に塗料が付着しないよう、ビニールなどで覆うマスキングの作業をします。
3)素地調整
足場を組み、養生作業を終えても、すぐに塗装作業に入ることはできません。まずは素地を塗装にふさわしい状態にする作業を行います。これを素地調整と言います。
加えて、上でご紹介した「素地調整」は、基本的に以下の4つの作業があります。
①錆び落とし(錆び取り)/特に金属への塗装を施す場合に、ワイヤブラシやスクレイパーなどで錆びを落とします
②旧塗膜の除去/ペイントリムーバーなどの剥離剤を使用したり、ディスクサンダーなどの機械を使って古い塗膜を除去したりします。
③汚れ・油脂の除去(脱脂・洗浄)/ノズルから高圧水が噴射される高圧洗浄機を使い、ホコリや汚れを洗い流し、粉化した塗料を除去します。洗浄後は24〜48時間乾燥させます。
④素地面の平滑化/塗装面の凸凹を取り除き、平滑化させるために、ひび割れした個所や傷のある個所にパテを充填させるなどの作業を施します。
以上の作業は、素地の素材の違いによって適切な作業が選択されます。素材の違いによる素地調整のポイントについて解説しましょう。
【金属の素地調整】
金属に塗装する場合、まず素地調整として表面の錆び落としが行われます。研摩紙や研摩布、スクレイパー、ディスクサンダー、ワイヤブラシなどを用い、表面の錆びと劣化した旧塗装面を除去します。その後、ショットブラスト装置、サンドブラスト装置などを使い、素地を均質化し、高圧洗浄機によって洗浄します。
金属の素地は、鉄鋼材と非鉄金属に分けられます。鉄鋼材は塗料が付着しやすい反面、錆びやすい特徴があります。逆に、非鉄金属は錆びにくく、塗料は付着しにくい特徴があります。
したがって、鉄鋼材は錆び止め性能の向上がポイントとなり、化学処理を施して錆びにくい表面にしてから塗装するなどの作業を行います。非鉄金属は塗料の付着性の向上を目指し、表面を化学的に粗くする化学処理などを行ってから塗装します。
【プラスチックの素地調整】
プラスチックは錆びませんが、塗料が付着しにくい素材です。プラスチックは金型から作りますが、その金型から取り外す時に使う離型剤が表面に残っています。この離型剤が残ったままだと塗料が付着しにくいのです。このためプラスチックの素地調整は、この離型剤を除去と表面の活性化が目的となります。
具体的にはイソプロピルアルコールなどで表面を拭き取る方法、薬品に漬けて洗い流す方法、光を照射して表面を最適な状況にする方法などが用いられます。
【木材の素地調整】
木材は表面がやわらかいため、表面を平滑化させることが大切です。50度くらいのお湯をハケで塗り、それをウエスで拭き取るお湯拭きを行い、それを研摩紙や研摩布などで研摩します。打ち傷の跡(ヘコみ傷)などがある場合には、その個所を湿ったウエスなどでやわらかくし、その上からアイロンで温めるとヘコみ傷が目立たなくなります。
これらの作業の後で漂白剤を複数回塗り、それを再度お湯で濡らしたウエスなどで拭いて薬剤をきれいに除去します。
【コンクリートの素地調整】
コンクリートやモルタルの場合、含水率の確認が大切です。新設されたものであれば、含水率が10%程度に下がったことを確認してから、塗装の作業に入ります。含水率の高い状態で作業すると、経年変化で塗装面が膨れてきたりします。
リフォームなどで塗り替えする場合には、まず高圧洗浄機で汚れや古い塗装皮膜をきれいに除去します。その後、劣化した部分や割れた部分の補修を行います。特にひび割れた個所などは、シーリング材などを充填したのち、弾性パテで表面処理します。
4)下塗り
塗装は、塗料を1回塗って終わりとなるわけではなく、何層にも塗り重ねていきます。その一番下の層、つまり塗料と素地を密着させる接着剤としての役割を果たすものが下塗りです。素地の材質や上に塗る塗料の違いによって使用する塗料が変わり、主にシーラー、プライマー、フィラーの3種類があります。これらの違いはいろいろな見解がありますが、シーラーとプライマーはほぼ同等のものと考えてよいでしょう。
【シーラー・プライマー】
シーラーは「seal」=「接着する・覆い隠す・塞ぐ」、プライマーは「最初の」という英語が語源となっている言葉です。いずれも「最初に塗る塗料」の総称で、その上に塗る中・上塗りと素地との密着性を高める役割があります。つまり、シーラーやプライマーが、素地と上塗り塗料との両面テープのような役割を果たすことになります。
加えて、傷んでいる素地は塗料を吸い込んでしまう性質があります。そのため、シーラーやプライマーを吸収させ、上塗り塗料の吸い込みを抑制させる役割も果たします。
シーラーやプライマーには、水性タイプと油性タイプがあり、下記のような特徴があります。
【フィラー】
フィラーは、主にモルタルの外壁にクラックがある場合などに用いられる下塗り剤です。素地に凸凹があったり段差があったりするとき、それを平滑化するために使われます。素地の凸凹をならすため、フィラーは厚く塗られます。そのため、ウールローラーの2〜3倍の塗布量がある砂骨(さこつ)ローラーが使われます。
素地の劣化が激しい場合は、シーラーを塗って素地に吸い込ませてからフィラーを塗る場合もあります。フィラーは水性タイプのみで、油性タイプはありません。
5)上塗り
通常、上塗りは2回行います。したがって塗装作業は、①下塗り、②上塗り1回目(中塗り)、③上塗り2回目(仕上げ)の3回となり、中塗りと上塗りは同じ塗料を使うのが一般的です。これによって塗りムラを防ぐことができます。
6)点検・足場解体
上塗りが終了すれば、あとはチェックをして足場が解体されます。
読んでいただきありがとうございました。