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ガルバリウム鋼板について 浜松市の外壁塗装・屋根塗装専門店のグラフィティー

豆知識

2021.07.15 (Thu) 更新

おはようございます!

浜松市の外壁塗装・屋根塗装専門店のグラフィティーです。

今回は、ガリバリウム鋼板についてお話しさせていただきます。

♦︎ガルバリウム鋼板のメリットとデメリット

ガリバリウム鋼板の屋根と外壁両方のメリット・デメリットについて詳しく解説いたします。
また、新築とリフォーム両方を踏まえた内容になるので、情報量が盛りだくさんです。
これからガルバリウム鋼板の屋根と外壁を検討している人のお役に立てれば嬉しいです。

1 ガルバリウム鋼板のメリット

まずはガリバリウム鋼板のメリットを11点を取り上げます。
錆びに対する強さ以外にもガルバリウム鋼板には多くのメリットがあり、幅広いかたちで恩恵をもたらしてくれる建材です。

1.耐久性(錆に強い)に優れている

ガルバリウム鋼板の「寿命」について、とてもよく質問をいただきます。
ガルバリウム鋼板の耐久性は25年から30年はあり、正しくメンテナンスをおこなえば40年位以上の耐久性が期待できます。
ガルバリウム鋼板は新しく登場した建材のように思っている人が多いです。
実は商用生産が1982年に始まり、広く使われるようになってから既に30年以上経っています。
じゅうぶんな実績があり、安心して用いられる建材と言い切れます。
同じ屋根材であるアスファルトシングルやスレートの20〜30年といった耐久性に比べると、ワンランク上の長寿命建材です。

2.耐震性に優れている

ガリバリウム鋼板はとても軽いため、耐震性に優れた建材です。
地震の際に屋根が重いとそれだけ建物は激しく揺れることになり、建物への負荷はもちろん屋内の家具倒壊などの危険も増します。

地震が起きた際の建物の揺れには大きな差が生まれます。

また外壁材でも同じことがいえます。
モルタル外壁の1/10、窯業サイディングの1/4の重さであり、外壁の重さの観点でも耐震性に優れていることがわかります。

3.断熱性に優れている

断熱性において断熱材一体型のガルバリウム鋼板は、他の建材と比較してたいへん優れた性能を持っています。
断熱性を表す数値の一つに熱貫流率があります。
これは1㎡の材料に対して1時間でどれくらいの熱が通り抜けるかを表したもので、数字が小さいほど熱が通りにくく断熱性が優れることを意味します。

断熱材一体型の金属屋根の熱貫流率は他の屋根材に比べ低くなっており、断熱性に優れていることがわかります。

4.遮音性に優れている

断熱材一体型のガルバリウム鋼板は、遮音性も優れています。
具体的には、日常生活に送るにあたって、騒音は45d B(デシベル)以下にすることが望ましいとされています。
たとえば断熱材一体型のガルバリウム鋼板屋根は雨音が70d Bの騒音を31d Bに低減し、外壁材では外の80d Bの騒音を28d Bに低減します。
なお、30dBは非常に小さく聞こえる音であり、目安としてはささやき声と同じ程度とされています。
「金属屋根は雨音がうるさい」。とった声をよく耳にします。
そのような悪評は断熱材一体型ではない金属屋根や外壁材のことを示しています。
断熱材一体型のガルバリウム鋼板製品を採用すれば、家の中に伝わる雨音は小さくなるので安心してください。
もちろん、屋根も外壁もカバー工法で仕上げれば、新旧2重の屋根材となるため、さらに遮音性は高まります。
筆者の経験上、断熱材一体型の製品を用いた場合、音に関するクレームが発生したことは一度もありません。

 

5.シンプルかつスタイリッシュなデザイン

金属ならではのシンプルでスタイリッシュなデザインを好まれる方が増えています。

モダンなテイストは都会の町並みにもマッチするだけではなく、自然の多い風景にもシンプルさは調和します。
ガルバリウム鋼板に木製の外壁材や建具を組み合わせるデザインも人気です。
将来中古住宅として販売するとしても買い手を選ばず、ガルバリウム鋼板ということだけで資産価値を保つことに一役買ってくれるでしょう。

6.改修時にかかる費用と時間が抑えられる

大型台風や地震による被害は、この先10年、20年、日本各地に繰り返し発生するはずです。
住まいが被害を受けると、屋根を葺き替えたり外壁を張り替えたりすることになります。
もし屋根が陶器瓦だったり、外壁が窯業サイディングであったりする場合、張り替えには想像以上の改修費用と時間がかかります。
もちろん、火災保険や地震保険に加入していれば出費の問題はないでしょう。
しかし、住宅ローンを完済したこで保険未加入を選択した人が被災者となって困窮するといったケースが少なくありません。
また、自然災害は同一地域に一斉に発生するため、業者がすぐに直してくれる保証はありません。

ガルバリウム鋼板の屋根や外壁材は、軽量で極めて作業性が良い建材です。

短時間で張り替えることが可能であり、補修なども他の建材に比べて簡単です。
そのうえ、廃材はリサイクルでき、処分費用がかかりません。
むしろスクラップ業者に売ることができます。
金属建材は被災者の負担を軽減し、さらにはリサイクルすることで環境負荷も減らせる点で、人と地球に優しい材料です。

7.カバー工法が採用できる

古い屋根や外壁の上に新しい金属屋根をかぶせるカバー工法が人気です。
屋根と外壁のリフォームでは、まずはじめにカバー工法の可否を考える時代になっています。
よく知られているとおり、ガルバリウム鋼板の屋根や外壁は、軽いメリットを活かして新たに張ることができる材料として用いることができます。
一方で、元の屋根が金属屋根や金属外壁であれば、今度は張られる側の材料にもなります。

8.シーリングのメンテナンス性に優れている

外壁で高いシェアを占めている窯業サイディングは、各部の継ぎ目にシーリングと呼ばれる防水材(接着剤)を打って、隙間を埋めます。このシーリングは外部に露出し、紫外線や風雨の影響を受けます。
そのため、年数が経つと硬化によるひび割れや剥離を起こします。
10年から15年の周期で新たにシーリングを交換する改修工事が必要となります。
窯業サイディングを外壁材として選ぶ際は、このシーリングにかかる費用をランニングコストとして考えておかなければなりません。
ガルバリウム鋼板の外壁もシーリングと無縁ではなく、シーリングを打つことにはなります。
しかし、金属サイディングの場合、継ぎ目の大部分が「見切り縁(みきりぶち)」と呼ばれる部材で覆い隠されます。外部に露出する部分は窯業サイディングの約1/3程度です。
見切り縁で隠されたシーリングは紫外線や風雨の影響を直接受けないため、長期にわたりメンテナンスは不要と筆者は評価しています。
屋根も棟(むね)などの接合か所にシーリングを打ちます。
しかし、外壁のようにシーリングのすぐ裏に大きなすき間がある構造ではないので、適切に金属屋根を仕上げていれば、屋根のシーリングの劣化による雨漏りリスクは極めて低いです。

9.ひびや割れることがない

瓦やスレートなどの屋根材やモルタルや窯業サイディングなどの外壁材は、年数が経つにつれてひびや割れが生じやすくなります。
ひびや割れが原因となる雨漏りに悩まされる人が少なくありません。

大型地震が発生した時や、寒い地域は凍結の影響でひび割れがおこりやすいです。
言うまでもないことですが、ガルバリウム鋼板は金属素材なのでひびや割れの心配がありません。

10.汚れが付きにくい

ガルバリウム鋼板は湿気や雨水を吸収することがないので、、他の屋根材や外壁材に比べて苔やカビなどの汚れが付きにくい素材です。
モルタルやセメントは塗膜が薄くなると表面が粗くなり、そこに苔やカビが付着し根をはります。
スレート屋根や窯業サイディング外壁の建物の日当たりが悪い北側に苔がびっしりと生えて汚くなっているのはこのためです。
ただし、窓枠まわりの雨染みは他の建材と同様、ガルバリウム鋼板は付着します。
外壁はフッ素塗膜以上の商品が標準品なので、色あせによる塗り替え頻度は少なくて済みます。
屋根については、フッ素塗膜の商品は基本的に業者からすすめられることは少ないはずです。

2 ガルバリウム鋼板のデメリット7点

完璧であり一切欠点の無い建材は存在しません。
もちろん、ガルバリウム鋼板にもデメリットがあります。
デメリットを知り納得した上で、ガルバリウム鋼板を用いるか判断してください。
そこでここからはガルバリウム鋼板のデメリットについて紹介します。

1.コストが割高

ガルバリウム鋼板など金属建材は、スレートや窯業サイディングよりも若干、施工価格が高いです。施工費とは「材料費+作業費」の合計です。

2.デザインの再現性が窯業より劣る

外壁のレンガ調やタイル調、石積調といったデザインの再現性は、窯業サイディングに軍配が上がります。
近年の窯業サイディングは本物と見間違うほどのレベルです。
金属サイディングの再現性も一昔前に比べるとかなり良くはなってきています。
しかし、表面に彫り込みができる窯業サイディングの方がよりリアルに再現できます。
一方でスパンサイディングやラップサイディングなど、シンプルなデザインを好む人が増えてきているのも事実です。
金属サイディングだからこそできる質感の需要も高まっています。
金属サイディングのデザインを取り入れている窯業サイディングのデザインが販売されてもいます。
金属サイディングのデザインについては、メリットとデメリットが混在しています。

3.周囲の環境の影響を受ける

ガルバリウム鋼板は沿岸地域の潮風や工場の排気ガス、森林など樹木や落ち葉の影響を受けることがあります。
潮風や排気ガスの成分や落ち葉などがガルバリウム鋼板に触れると、電食を引き起こし錆びる原因となります。
またアンテナやアンテナを留める鉄線、留め具から発生する錆びがうつる、もらい錆びが起きる可能性もあります。
こうした影響を受ける環境でガルバリウム鋼板を屋根や外壁に用いる際は、点検をこまめに行いメンテナンスの頻度を高める必要があります。

沿岸部の工場は基本的に金属

沿岸部や工業地域ではガルバリウム鋼板は不適用といった意見がありますが、実際に沿岸部にある工場や倉庫の屋根や外壁のほとんどが金属でできています。

潮風や排気ガスまみれで、メンテナンスもほとんどおこなってないような建物ばかり立ち並んでいます。

そのことを踏まえると、「沿岸部だからガルバリウム鋼板をはNG」と決めつてしまうことは、過剰反応かもしれません。
過度に恐れず、10年に1回は必ずメンテナンスをおこなうといった心持ちでじゅうぶんではないでしょうか。

4.専門性が高く技術力のある業者が見つからない

ガルバリウム鋼板の施工をおこなうのは板金工職人であり、板金事業者です。
これからガルバリウム鋼板の屋根や外壁工事を予定している人は、板金工事会社に見積もりを依頼されることをおすすめします。
しかし、板金工事は専門性が高い工事であり、技術力のある業者や職人が見つかりにくいデメリットがあります。
屋根においては2017年、わが国ではじめて金属屋根が市場占有率、第一位になりました。
しかしそれでも、屋根工事の数は瓦職人もしくはスレート職人が多く、外壁工事では窯業サイディング職人が桁違いに多いです。
リフォーム分野に至っては、塗装職人が市場の多くを占有しています。

ガルバリウム鋼板を正しく施工できる板金工事業者や板金工がまだまだ少ないのが現状です。
そのため、ガルバリウム鋼板による工事を希望しても、質の高い工事がおこなえる業者では順番待ちになることになります。

5.凹みやすい

ガルバリウム鋼板は外部からの衝撃に弱く、凹みやすいです。
また、一度凹んだところを元に戻すことは実質不可能です。

子供たちがボールで遊ぶ公園や学校の運動場に近い場合は、注意をした方がよいでしょう。
また、車庫まわりで用いる場合も注意をしてください。
どうしても凹みが不安な方は、ガルバリウム鋼板の厚さみ0.3mm以上の製品を選ぶことをおすすめします。
また、断熱材が衝撃を和らげてくれるため、断熱材一体型商品を選ぶようにしましょう。

6.マットカラーは傷や汚れが付きやすい

アイジー工業の金属サイディング「ビレクト」を外壁カバー工法で施工

最近、ガルバリウム鋼板の外壁材は艶消しのマットカラーが大人気です。
しかし、これには衣類の金具が擦れるだけで傷や汚れが付きやすいデメリットがあります。
特に黒やグリーンなど濃い色で目立ちます。
ただし、この現象は外壁塗装や窯業サイディングなど他の外壁材でも同様に見られる現象です。
金属建材特有のデメリットではないことはご理解ください。

7.見切り縁(みきりぶち)が生じる

ガルバリウム鋼板の外壁の窓枠周りや外壁材同士のジョイント部分には、見切り縁とよばれる部材を取り付けます。
見切り縁は各部のつなぎ目を保護するための部材です。
約3cm幅の金物が窓枠廻りなどに取り付けられます。
また、外壁面から1~2mm程度の出るため、窓との段差が小さくなり立体感が若干損なわれます。
筆者の経験では、お施主さま(お客さま)が気にされることは少なく、住宅をデザインし設計する設計士が見切縁を気にされている印象があります。
シーリングのメンテナンス性のところでもお伝えしているとおり、見切り縁はジョイントの防水シーリングを保護する役割もあります。
デザイン上の違和感よりも、メリットとしてとらえて良い部分だと思います。

 

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