外壁塗装でしばしば行われる「タッチアップ」というのはどのような工程のことなのでしょうか?
1 外壁塗装におけるタッチアップとは!?
外壁塗装や屋根塗装でしばしば行われる「タッチアップ」とは何かご存知ですか?
まだ、住宅を購入してから一度も外壁塗装工事を行なっていないという方や、
行なったことがあるという方でも経験がない方はご存知でないかもしれません。
しかしながら、
ちょっとした修正や補修などで行われる工程のことであり、
今後、タッチアップを行う可能性があると思いますので、是非どのような工程なのか知って行ってくださいね!
タッチアップは仕上げ後の塗り残しの修正の事
外壁塗装で行われる「タッチアップ」とは、
塗装工事後に、思わぬ部分の塗り残しが発見された場合や、傷があった場合に、
修正するための塗装を行うのですが、この事を指しています。
また、
サイディングをはじめ、幕板、鼻隠し、破風板などを釘止めしたあとに、
釘頭を隠すために周りの塗装面と同じ塗料で塗り直す事でもあります。
つまり、
最終チェック時に塗り残しや目立つ部分があれば補正しますよという工程の事になります。
タッチアップはの作業内容は!?
タッチアップを行う際には、
主に刷毛(ハケ)を使用して塗装を行なっていきます。
これは、塗装面が小さい事からです。
作業手順としては、
1.外壁の洗浄
2.養生
3.下地処理
4.塗装
の順に行なっていきます。
2 タッチアップの方法について
外壁塗装で行われるタッチアップの方法について解説していきたいと思います。
ちなみに、ここで紹介するのは主に以下の2パターンです。
・塗り残しなどを補正するためのタッチアップ
・釘を隠すためのタッチアップ
では、見ていきましょう!
塗り残しなどを補正するためのタッチアップについて
外壁に汚れが付着している、一部分だけに傷がある場合など、
全面を塗り替える必要がない場合には、部分的なタッチアップで補正をしていきます。
このような部分的な補正の場合、外壁塗装で塗り残しがある場合や、思わぬ傷がついた時にも行われます。
メリットとしては、
部分的な塗装となる事で、後期が短くなるほか、費用も安くなるという点です。
しかしながら、
周りの塗装面と同様の状態に仕上げる必要があるため、
仕上げ塗装後の修正であれば良いですが、塗装から時間が経ってしまった部分のタッチアップには技術が必要になってきます。
そのため、
他の外壁面と同様の色にするのがとても難しく、技術力のある業者にお願いしないと、
修正した部分だけ浮いて見えてしまうことがあります。
釘を隠すためのタッチアップについて
先ほどとは異なり、サイディングや鼻隠しなどの外壁材を釘打ちした後に、
打ち込んだ釘頭が目立たないようにするためタッチアップを行います。
「小さいから目立たないでしょ?」なんて思われるかもしれませんが、
実は、意外と目立ってしまう部分でもあり、
タッチアップを行いと、全体の統一感がなくなってしまいます。
3 外壁塗装でタッチアップが必要な理由とは?
ここまで、外壁塗装で行うタッチアップがどのような工程なのか、
そして、どのような方法で行われるかについて解説してきました。
では、絶対にしなくてはならないものなのでしょうか?
必要だと言われている理由についてご紹介していきます。
理由1:外壁劣化の原因になるため
まず、タッチアップを外壁塗装で行う理由として、
「劣化を防ぐため」というものが挙げられます。
どのようなことかと言うと、
例えば、塗り残しがあった部分、そして傷がついており塗装が剥がれてしまっている部分がある場合、
そこから劣化が進行する場合があるためです。
と言うのも、外壁や屋根は常に外部からのダメージにさらされています。
雨や風、紫外線などのダメージから家を守ってくれているのは何も外壁材などだけではありません。
塗装した塗料がこのようなダメージから守ってくれているんです。
そのため、保護効果のある塗料が剥がれてしまっている面では、
ダメージを直に受ける事になってしまうので、
劣化が通常より早まってしまうと言うわけです。
上記のような事からも、
タッチアップは、必要性があると言える工程になります。
理由2:美観の問題
タッチアップを行う最大の理由は劣化を防ぐためですが、
美観上の問題からも行なっておくことがベストだと言えます。
これは、小さな傷や塗り残し、そして釘頭が意外と目立つためです。
自分では、そんなに目立たないだろうと思ったとしても、
他人から見れば意外に目についてしまうことがあります。
実際に、タッチアップを行わないと、
全体の統一感もなくなってしまいますし、一部分だけ塗装が剥げてしまっていると、
非常に残念な見た目になってしまいます。