「白い外壁の家に住んでみたい」と考える方は結構多いのではないでしょうか?外壁が白い家は、清潔感があることや爽やかで明るい印象の家になるので人気も高いですよね。
ですが、白い外壁はやはり汚れが目立ちやすいので、塗り直しなどメンテナンスの頻度や費用が他の色の外壁に比べるとかさんでしまうというデメリットも。
おしゃれなデザイン性だけに気を取られて、デメリットについてよく知らないまま外壁を白色にしてしまうと、後悔してしまいかねません。
1 白い外壁の魅力って?
「マイホームを建てるならば、白い外壁のおしゃれなデザインにしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか?
外壁の色選びにおいて、ホワイトは多くの人が候補に入れる人気色のひとつ。実際に、街を歩いてみると白い外壁の家は多いものです。
しかし、そもそもなぜ白い外壁はこのように人気を集めているのでしょうか?ここではまず、白い外壁ならではの魅力やメリットについてご紹介していきます。
白い外壁の魅力①爽やかで明るい雰囲気
上山建設より引用
外壁を白色にする人の多くは、その審美性の高さに魅力を感じています。白は見ていてストレスを感じにくく、爽やかな雰囲気を得られるからです。
毎日目にする自宅だからこそ、清潔感があって開放的な印象の色の外壁にしたいものでしょう。黒色はスタイリッシュで高級感がありますが、ともすれば暗くて閉そく感のある印象になってしまいかねません。
そのため、「おしゃれで明るい雰囲気の外壁にしたい」という方にはホワイト系の外壁がおすすめです。
白い外壁の魅力②白い汚れが目立ちにくい
外壁の汚れというと黒色や茶色をイメージしがちですが、実は白い汚れも多くつくものです。
中でも、喚起口などから出る白い汚れは外壁に付着してしまうことが多いですが、白い外壁ならばそういった汚れが目立ちにくくなります。
他方で、黒色の外壁は泥汚れなどは目立ちにくいものの、白っぽい汚れが目立ちやすくなるでしょう。
白い外壁の魅力③家が大きく見える
服を例にとると、膨張色である白色の服を着ると太って見えやすく、反対に黒色の服を着ると着やせして見えますよね。
このような色の視覚効果は、家の外壁に関しても同じです。白色には物を大きく見せる特徴があるため、外壁をホワイト系にすれば家が広く見えるのです。
面積の小さいご自宅をより広く見せたい場合には、外壁を白色にリフォームすると家全体が広々として見えるでしょう。
なお、外壁をブラック系にすればスタイリッシュなおしゃれさが出るが、家が小さく狭まって見えるので、小さな住宅にはあまりおすすめできません。
白い外壁の魅力④室温が上がりにくい
白色は光を反射する特性を持っているため、白い外壁は熱がこもりにくく室温が上昇しにくいというメリットも!
気温の高い地域にお住まいの場合、外壁を白色にすることで夏場でも快適に過ごせるようになるでしょう。
また、周囲に太陽光を遮るような木々や建物がなく、立地的に直射日光の当たりやすいご自宅にも白い外壁がおすすめです。
反対に黒色の外壁にすると、熱が建物にこもりやすくなってしまう場合も。そのため、夏場は冷房費用が予想以上にかかってしまうこともあるようです。
2 白い外壁のデメリットは?
白い外壁はおしゃれで爽やかな見た目になるだけではなく、熱がこもりにくいなど、機能的な面でも多くのメリットがあります。
しかし、決してデメリットがないわけではありません。メリットだけを見て外壁の色を白にしてしまうと、「メンテナンスが面倒」「思っていた感じと違った」と後悔してしまうことも…。
メリットとデメリットの両方をきちんと知り、吟味した上で外壁の色を選ぶことが大切ですよね。そこで以下では、白い外壁にありがちなデメリットについて解説していきます。
汚れが目立ちやすい
白い外壁の最大のデメリットが、汚れが目立ちやすいということ。換気扇から出る白っぽい汚れは目立ちにくいものの、泥や砂ぼこりなどの茶・黒色系の汚れは目立ちやすくなるでしょう。
こまめに外壁の清掃を行わないと家の外観が悪くなるだけではなく、近隣の景観も損ねてしまいかねません。
また、定期的に清掃を行っていても他の色に比べると汚れが目立ちやすいため、美しい外観を維持するために、塗り直しなどのメンテナンスの頻度と費用がかさむでしょう。
汚れの目立ちにくさやメンテナンス費用のカットを重視するならば、白色や黒色の外壁は避け、ブラウン系やグレー系をチョイスするのがおすすめです。
単調に見える
白色のみで外壁を塗装すると、単調に見えて面白みのない外観になりやすいもの。
「おしゃれな仕上がりになるはず」と期待したのに、仕上がりはのぺっとした平べったい印象になってしまうでしょう。
そのため、外壁を白色にしたい場合には単色塗りではなく、クリーム系やベージュ系など、同系色と組み合わせたり、白と相性のよいブラウン系などをプラスしてメリハリ感を出したほうがベター。
外壁がまぶしい
白色には光を反射する特性があります。とりわけ光沢のある塗料を使用している場合、白い外壁は光を反射してまぶしく感じることがあるでしょう。
隣家との距離が近い場合は、近所迷惑になってしまうことも…。ただし、別途費用がかかりますが、外壁周りに植え込みの木を配置することによって多少はまぶしさを軽減することが可能です。